[写真]=Photoraid

 女子バレーボール日本代表は8日(水)、ACN バレーボールネーションズリーグ2026 の予選第3週、大阪ラウンド初戦で女子ブラジル代表と対戦し、セットカウント1-3(20-25、 25-19、19-25、23-25)で敗れた。

 最終的にブラジルの高さと強さに屈した格好だが、アタックで19得点を挙げたキャプテン石川真佑をはじめ、15得点の和田由紀子、12得点の佐藤淑乃らスパイカーが持ち味を発揮し、好ゲームを演じた。そのスパイカーへトスを送り続けたのが、このネーションズリーグで初の代表招集となったセッターの栄絵里香だ。

 日本で経験する初の代表戦は、「すごく楽しみに試合に入りました。でも最初は緊張があり、硬くなってしまった」と明かしたものの、「緊張が解けてからは少しずつ自分のリズムが作れるようになり、後半にかけていい攻撃ができた部分もあったと思う」と手応えを口にした。

 第4セットは日本がリードする展開だったが、終盤にブラジルの勢いにのまれて逆転負け。栄は「本当に悔しい」と唇を噛みつつ、反省点をこう明かしている。

「スパイクが止められてしまうシーンがありましたが、セッターとしてスパイカー任せにするのではなく、攻撃の組み立てやトスの上げ方をもう少し工夫することで、もっとスパイカーを助けられるはず。そこは今日のゲームでももう少し出したかったですし、チーム全体でも取り組んでいかなければいけない」

 要所要所でミドルブロッカーを使ったクイックやブロードアタックを引き出し、司令塔として奮闘した栄。もちろん現状には満足しておらず、「もっともっとコートに立ってプレーしたい」と意欲を見せている。国際舞台での経験は決して多くはない。それだけに、自身に「できることはすべてやる」という強い覚悟を明かす。

「みんなから、セッターとして見られているので、不安な表情をしないとか、『これ絶対いけるよ』、『絶対取るよ』とか、そういう声掛けだったり、決まった時の喜ぶエネルギーだったり、流れが悪い時に切り替えるための声掛けだったり、そういう部分でもしっかりチームに貢献したいです」

 ブラジルに敗れて日本は3連敗。6勝3敗となり、ファイナルラウンド進出は9日(木)のタイ戦、11日(土)のトルコ戦、12日(日)のポーランド戦の結果次第となる。

 若手が多いチームにあって、最年長でもある司令塔・栄の“声”は少なくない影響力があるはずだ。タイ戦以降も、より一層の活躍を期待したい。

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