②遅咲きの剛腕(ジェイク・ヘインズ)

今季ブレイクした選手の2人目は、28歳で覚醒したアメリカ代表の大砲、ジェイク・ヘインズ(アメリカ代表)だ。
長らくアメリカは正統派OPが不在で、本来はOHのマシュー・アンダーソンがOPを担ってきた。しかし、ヘインズの台頭により、長年の課題だったOPの人材不足に光が差した。
VNLでは3枚ブロックを真っ向から叩き潰し続け、ファイナルラウンドでは大会屈指の得点力を発揮し、トップスコアラーに輝くほどの活躍を見せた。
そんなヘインズは、良い意味で異質な選手で、「世界トップクラスの高さとパワー」に加えて「技術力」も兼ね備えている。
その象徴とも言えるのが、彼が得意とする片足踏切による悪球打ちだ。トスが乱れた際には、身長210cmの筋骨隆々とした巨漢が、女子バレーのブロード攻撃を思わせる片足踏切で無理やりボールに合わせ、剛腕を振り抜く。
さらに、今季VNL最速となる時速134kmを計測した爆速ジャンプサーブも武器。ファイナルラウンドを含む大会全体のサービスエース数は、髙橋藍の24本を上回る26本で1位を記録した。
遅咲きの剛腕が、アメリカの新エースに君臨する。




