9月29日と30日の2日間にわたって、国立代々木競技場第二体育館で東京グレートベアーズ vs ジェイテクトSTINGS愛知のプレシーズンマッチが開催。初戦は東京GBが3-1で勝利、2戦目は2-2の引き分けという結果に終わった。
10月中旬の開幕に向けて初めての実戦機会となったプレシーズンマッチに東京GBのオポジットであるバルトシュ・クレクも出場。他チームではまだチームに合流していない外国籍選手も多い中、比較的早いチームへの合流となった。
試合後の会見の冒頭、クレクは「日本に戻ってこられたことを本当に嬉しく思いますし、馴染みの顔に会えたこともすごく嬉しい」と笑顔を見せる。
38歳と長い選手キャリアを持つクレクだが、過去20年間にわたり、どのチームでも代表活動を終えてからの合流が続いていたクレクにとって、今夏の早期合流は大きな転換点となった。「過去20年間で必ず代表を終えてからの合流だったので、個人的にはすごく変化のある1年でした。夏をしっかり休めたことでリカバリーもできたし、早く合流できたことで自分の持っているエネルギーをうまく還元できると思う」と語り、シーズン開幕に向けて万全のコンディションとエネルギーを備えていることを明かした。
その今シーズンに向けては、背番号をおなじみの「6」に変更。変更の経緯について問われると、自身のキャリアのほとんどを「6番」で過ごしてきたとしつつ、昨季「1番」を背負ったことで感じていた意外な苦労を明かした。「クラブシーズンで6番以外をつけたのは昨シーズンを含めて1回程度で珍しいことでした。昨シーズンの1番は、選手紹介や何をするにも常に一番最初に呼ばれる選手になります。言語の壁もある中で緊張する場面が多かったです。6番になったことで最初になることもなくなり、前の人を見て真似をすればよくなったので、その分の緊張感は少し減りました」と笑顔を交えて語り、長年愛用する背番号への回帰が精神的なゆとりにもつながっている様子を伺わせた。
新シーズンに向けて、クレクは「(東京GBは)過去数シーズンで勝ちを重ねてはきているが、強いチームと認められるにはもう少し勝利が必要」とチームの現状を捉え、個人として2つのゴールを掲げた。1つ目は「バレーボールを楽しむこと。楽しんだ上でチームにどれだけ勝利をもたらすことができるか」。2つ目は「ただ『強い』と認識されるだけでなく、周囲からしっかりリスペクトされるチームになること」だ。
昨シーズンは代表活動中の負傷もあり合流が遅れた世界的オポジットが、心身ともに充実した状態で迎える新シーズン。東京GBをさらなる高みへと導くクレクのプレーから目が離せない。




