写真提供:Uyba Voley Busto Arsizio/G.Alemani

 イタリア女子バレーボールセリエAの2026-27シーズンは、実に4人の日本人選手がプレーする。そのうち3人の選手が所属するのがブスト・アルシツィオ(正式名称:Laica Cioccolato UYBA Busto Arsizio )だ。昨季から同チームに所属しイタリア3季目を迎える日本代表セッター・関菜々巳(27)に加え、新たに日本代表オポジットの和田由紀子(24)、アウトサイドヒッターの大友美空(20)がイタリアに初挑戦する。

 3人は日本で開催されているアジア競技大会に参加後の9月30日にイタリアに渡り、翌日に行われたメディア・スポンサー向けのチームプレゼンテーションに出席。イタリアで3人が揃う初めての公式行事を見届けるため、筆者もブスト・アルシツィオに足を運んだ。

 プレゼンテーションの会場は、市内のインテリアのコンセプトストアのDesignPuntoZeroだ。天井が高くスタイリッシュな空間の奥に、大型モニターと真っ赤なUYBAの文字が設置されている。関係者や選手が次第に集まってくるが、開始予定の18時30分になっても皆が立ち話をしているだけで始まる様子はない。イタリアらしく、25分遅れの18時55分からのスタートとなった。

写真提供:Uyba Voley Busto Arsizio/G.Alemani

 ストアのオーナーから始まり、ブスト・アルシツィオ市長などの挨拶が終わると、選手が3人ずつ登場し、司会者とゲストのコメディアンと短いトークを繰り広げる。そして和田、関、大友の名前が読み上げられると、会場は “待ってました!” と言わんばかりの歓声と大きな拍手に包まれた。

 「素晴らしい3人の日本人選手がウィバに集まりましたが、どのように思っていますか?」という最初の質問に、「3人の力を合わせてチームに貢献して、日本の3選手が来てよかったな、と思ってもらえるようにしたいです」と関が答えた。

 「知っているイタリア語を教えてください」と訊かれ、和田が「Sosteneteci(サポートをお願いします)」と口にすると、感嘆の声と拍手が響き渡る。大友が「Faro’ del mio meglio(私の最善を尽くします)」と続き、最後に関が「Sono molto felice di essere qui(ここにいられてとても幸せです)」と言った後、3人でこぶしを前に出し、声をそろえて「Forza Uyba!(頑張れウィバ!)」と見事に締めくくり、会場は大いに沸いた。

 全選手の紹介が終わった後は、お待ちかねの新ユニフォームの紹介へ。ブストのユニフォームと言えば長袖、そしてチームカラーの赤いホームユニフォームを身にまとうのは和田だ。他にもリベロ用ユニフォーム、ウォーミングアップ用ユニフォーム、スポンサーのモトローラ社のグローバルブランドカラーであるモト・インディゴ(青と紫の中間色)を使用したアウェイユニフォームの合計4着が発表された。

写真提供:Uyba Voley Busto Arsizio/G.Alemani

 プレゼン後に行ったバルボリーニ監督のインタビューでも日本人3選手への期待の高さがうかがわれたが、プレゼンを通して彼女たちの人気の高さに驚かされた。筆者が3選手にポーズ付きの写真をお願いすると、俺も俺もと中に入ってくる人が後を絶たず撮影大会になってしまったほどだ。

 その人気をプレッシャーに感じることなく、 3 farfalle (3羽の蝶、蝶はチームのイメージキャラクター)がコートで華麗に飛び回る姿を楽しみしている。

嬉々として同じポーズでカメラに収まる男性たち(筆者撮影)
Forza Farfalle giapponesi! 頑張れ日本の蝶たち!(筆者撮影)