日本バレーボール協会(JVA)は19日(月)、オンライン会見を開き、女子日本代表の今シーズンを総括した。
今シーズンの女子日本代表は、ネーションズリーグ(VNL)でファイナルラウンドに進出した。一方、2028年のロサンゼルスオリンピック出場権獲得を目指して臨んだアジア選手権では優勝を逃した。その後、アジア競技大会では銀メダルを獲得。フェルハト・アクバシュ監督は今シーズンを振り返り、チームの課題や今後の強化方針について語った。
「今シーズンはこれまでとは違う経験を多くすることとなりました。VNLはファイナルラウンドまで進出しましたが、アジア選手権では私たちが掲げた一番の目的を達成することができませんでした。もちろん、私たちにとってがっかりする結果ではありましたが、同時に何を改善しなければならないのかが明確になった大会でもありました」
アジア選手権で見えた課題について、アクバシュ監督はメンタル面の強化を挙げた。「メンタルアプローチの部分にフォーカスしていく必要があると思っています。個人レベルでもメンタル面を強くしていかなければいけないと思っていますし、特に大きなプレッシャーのかかる大事な試合や大会においては、精神的なプレッシャーがかかってきます。それに対応するだけの精神力をつけることが必要になります」と話した。
また、プレー面では「アジア選手権においては、特に切り返しからのアタックというところが非常に課題として多く見えたところです」と指摘。敗れたタイ戦では相手の速いコンビネーションに対応できず、攻撃に対する解決策を講じられなかったと振り返った。
一方、アジア競技大会では若手選手を積極的に起用し、銀メダルを獲得。アクバシュ監督は「この大会では若手選手に出場機会と責任を与えました。この若手選手の経験は、私たちの今後にとって重要なことであると考えています」と、その意義を語った。
さらに、大学生や高校生を含む新戦力の発掘にも力を入れていく方針を示した。アクバシュ監督は「大学や高校の学生選手を多く起用しようとしてきています。この2年間で実際に何人かが代表に参加しています。新戦力として加わる若いメンバーは非常に才能のある選手が多いので、今後も代表選出に関しては、新しいこのシステムを導入していきたいと考えています」と語った。
また、PFUブルーキャッツ石川かほくに所属する、アウトサイドヒッターのバルデス メリーサの状況ついては、南部正司技術委員会委員長が説明。2027年10月から出場資格が与えられるため、来年度の代表活動には参加できないとした。
メリーサについて、アクバシュ監督は「2度の夏の期間、ずっと帯同して練習を重ねてきています。AチームでもBチームでもプレーをしてみることによって、こちらのバレーボールに適応しようとしています。彼女は非常に才能のある選手ですので、私たちにとっても重要なメンバーになると信じています」と期待を寄せた。
今シーズン全体を振り返り「このチームについて大切な情報を収集できたシーズンだったと思います」と総括したアクバシュ監督。今後に向けては「私たちが向かう方向は明らかです。2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて着実にこのチームを育成し続けることです」と語り、チームの強化を続けていく姿勢を示した。




