ウルフドッグス名古屋(レギュラーシーズン4位)

WD名古屋は「サーブ最強」のチームだ。
全10チームの中でサーブ効果率ランキングは3位で、サントリーや大阪Bの方が上位だが、個々のサーブ得点能力はWD名古屋の方が高い。コートに立つ6選手全員がサービスエースを狙えるビッグサーバーだからだ。
今季トップサーバーの水町泰杜、世界屈指のジャンプサーバー宮浦健人、サーブ効果率セッターNo.1の深津英臣の3選手を中心としつつ、他の主力選手も全員がジャンプサーブを放つ。
常にサービスエースを狙える布陣のためブレイク率が高く、点差がついても巻き返しを狙える爆発力が特徴だ。
さらにWD名古屋がCSで戦う可能性のある2チーム(広島TH、サントリー)は両チームともにブロックが強み。(1セットあたりのブロック決定本数がサントリー1位、広島TH2位)
WD名古屋が強みとしているサーブは、2チームの強みであるブロックに阻まれない唯一の攻撃手段。サーブが走れば敵の得意な土俵にも上がらずに立ち回れるため、相性が良い相手と言える。
CSでは全ローテーションで敵にプレッシャーをかけ続けるWD名古屋のサーブに注目だ。
注目選手:宮浦健人

そのWD名古屋の注目選手は宮浦健人だ。
レギュラーシーズンで日本人選手トップスコアラーのエースだ。
注目ポイントは彼の新たな武器である「速さ」だ。2025年の日本代表シーズンはネーションズリーグで全試合スタメン出場し、宮浦の武器である「高さ×パワー×コース打ち」を活かす比較的高いトスを打ち切ることで大活躍を見せた。
しかしその後の壮行試合と世界選手権では、VNLでデータを取られたことと、チームで取り組んだ「速い」トスにフィットしきれずアタック決定率が落ちた。(VNL52.06%→世界選手権44.12%)
そこで宮浦はVNLで通用した、比較的高いトスからの「高さ×パワー×コース打ち」という武器を一度手放すことを決断。WD名古屋では徹底して「速い」コンビに挑戦し続けた。
しかしリーグ序盤はコンビが合わず苦戦。速いトスでブロックは躱せるものの、打点は下がり、ボールに体重が乗らず、コース打ちの余裕も無く本来の強みが失われていた。
それでも12月の天皇杯を勝ち抜く中で徐々にコンビが噛み合いだし、「速さ」と本来の強みである「高さ×パワー×コース打ち」を両立。天皇杯の決勝戦ではチーム最多の23得点(決定率67.7%)で優勝&MVPに輝いた。
新生宮浦のパワフルかつスピーディなアタックに注目だ。




