東京グレートベアーズ(レギュラーシーズン6位)

[写真]=市川雄大※写真は2026年2月28日撮影

 東京GBを一言で表すなら「メタチーム」だ。

 頻繁に交代することで、敵の弱点を突いていくスタイル。この戦術は理論的には強いが、ハイリスクハイリターン。実際に国際試合でも2枚替えをするが、上手くいかずにすぐに元に戻したり、重要な試合ではそもそも2枚替えを使わないチームがほとんどだ。

 しかし東京GBはベンチメンバーを含めた12人全員がスタメンのバレーで、常日頃から選手を入れ替えているため、交代してすぐに力を発揮出来る。

 例えばサーブを武器にするMBの伊藤吏玖は、ピンチサーバーで出場した際には当然のようにブレイクを奪う。

 終盤の2枚替えで出場するヤン・コザメルニクと柳田将洋もそれぞれ強みを活かしてサイドアウト率を高めて試合を畳む。コザメルニクは高さのあるクイックでAパスが返った時は確実に得点を決める。柳田は交代先であるルチアーノ・ヴィセンティンよりも安定したサーブレシーブと、得意のパイプでサイドアウトを切る。

 このように交代した選手が活躍することで、強豪クラブとも渡り合って勝利を納めてきた。

 CSでもSVリーグで最も選手を入れ替える東京GBの多彩な戦略に注目だ。

注目選手:古賀太一郎

[写真]=市川雄大

 選手交代が多い東京GBが総崩れしないのは、古賀の安定感抜群の守備があるおかげだ。

 古賀は今季のSVリーグのリベロで唯一サーブレシーブの受け数が1000本を超えた選手だ。ルール改定(サーブトス後のポジションチェンジ可能)を最も活かしたリベロで、積極的に味方とレシーブ位置を入れ替えることで受け数を増やした。

 東京GBは全10チームで唯一、サーブレシーブ受け数がリベロ>OHのチームだ。

 古賀がサーブレシーブの多くを請け負ったことで、攻撃型のOHが多い東京GBが、サーブレシーブ成功率ランキングは全チーム中4位(40.6%)と好成績を記録した。

 また古賀はサーブレシーブ以外にもディグも取りこぼしの無い選手。日本代表リベロの山本智大のように静のレシーブで、ブロックの脇を抜けたアタックは逃さず確実に上げる。

 東京GBの多彩な戦略を支える、キャプテン古賀の守備範囲の広いサーブレシーブと堅実なディグに注目だ。

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まつはす

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