[写真]=Volleyball World

 6日、2026男子アジア選手権の予選ラウンドで日本代表がバーレーン代表と対戦。セットカウント3-0のストレート勝ちを収め、決勝ラウンド進出に大きく近づく予選ラウンド2連勝となった。そのバーレーン戦でリベロの小川智大は今大会初出場。ネーションズリーグ(VNL)同様に初戦のオマーン代表戦で先発した山本智大と交互に先発起用される形となった。

 今大会初戦となった小川は、アジアのチーム特有の難しさについて「何をしてくるかわからないし、経験上非常に難しい。初戦のバタバタした展開も『あるある』だと思っていた」と冷静に振り返り、2戦目となったこの日はチームとしてより良い形で入れるよう、自身のパフォーマンスを100%出すことに集中してコートに立った。

 技術面では、情報の少ない相手のサーブに対しても、「データにないコースであっても、まずはどっしりと構え、止まって見てから動けば反応できる」と高い対応力を示した。VNLの時期から、このアジア選手権にピークを持ってくるように取り組んでいたと語っており、その成果が着実にプレーに表れている。

 一方で、VNLから続くリベロの併用体制については「(選手個人としては)ずっと出ている方がパフォーマンスは上がるはずで、併用すること自体にメリットはないと思う」と、専門職ゆえの難しさを率直に明かした。しかし、それは決して体制への不満ではない。小川は続けて「(ロラン・ティリ)監督からも、併用してここまで毎試合結果を出し続けるのは本当にすごいことだと言われている」と語り、指揮官もこの起用が選手に強いる負荷を理解した上で、その期待に応え続けている自負をのぞかせた。

 この過酷な状況下でハイパフォーマンスを維持し続けるライバルへの敬意も忘れない。「智(山本)さんは全然ミスをしないし、僕もミスをしない。お互いにリスペクトしている。一緒にやっていて、調子が悪くなる日がないのは本当にすごいことだと感じる」と、世界トップレベルの二人が切磋琢磨する現状を「すごさ」という言葉で表現した。

 「自分が出た試合は、準決勝でも決勝でも予選でも絶対に勝てるように準備したい」と語る小川。リベロというポジションで、最高難度のミッションに挑む二人の守護神が、日本の盾としてアジアの頂点まで支え抜く。

この記事を書いたのは

VOLLEYBALL KING 編集部

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