広島サンダーズ
名将、ブロック、イラン代表の新戦力
広島THは、名将ハビエル・ウェベル監督を中心に、ブロックを武器とするチームだ。ウェベル監督はアメリカ代表のコーチとしてパリ五輪の銅メダル獲得にも携わった。
昨季のSVリーグでは、チームのブロックランキングで2位を記録。個人でも三輪大将と西本圭吾が、日本人選手の中で1位、2位に入った。
広島THのブロックは、単純な高さだけでなく、技術や連係を重視している点が特徴だ。日本人選手に200cmを超える選手がいない中でも、190cm前後の選手たちが連係し、強固なブロックを築いている。
今季はイラン代表から2選手が新加入した。
一人は「アジア最強オポジット」とも称されるアミン・エスマイルネジャド。もう一人は、U21世界選手権でベストアウトサイドヒッターに選ばれたモビン・ナスリ・マスタナバドだ。
いずれも身長200cmを超える大型選手で、チームの強みであるブロックをさらに強化する存在となる。
名将の指導のもとで磨かれてきたブロック力に、イラン代表の新戦力が加わった広島TH。今季はどのような進化を見せるのか。
アジア屈指のオポジット
広島THの注目選手は、アミン・エスマイルネジャドだ。
アミンを一言で表すなら、「アジア屈指のオポジット」だろう。ポーランドリーグやセリエAでプレーした経験を持ち、国際舞台でも実績を残してきた。
プレーの特徴は「安定感」と「高さ」だ。
安定感については、ポーランドリーグの総得点ランキングで4位を記録した実績がある。高い得点力を持ち、攻撃の中心としてチームを支えてきた。
そして、高い跳躍力を生かしたアタックも魅力だ。引き締まった身体から繰り出すスパイクは威力があり、相手ブロックの上から得点を奪う。
直近のアジア競技大会決勝では、チーム最多の22得点を記録。特にバックアタックは圧巻で、空中で一瞬静止したかのような姿勢から、強烈なスパイクをコースに打ち分けていた。
サントリーのワシム・ベンタラとも共通点が多い。両者とも身長203cmで、細身に見える体格ながら高い身体能力を備える。ポーランドリーグの総得点ランキングでも、ベンタラが3位、アミンが4位を記録した。
実力者同士の対決にも注目したい。




