日本製鉄堺ブレイザーズ
代表経験者が早期集結
日鉄堺BZは、2季連続でレギュラーラウンド7位に終わり、あと一歩のところでチャンピオンシップ進出を逃している。
昨季はマシュー・アンダーソンがけがで離脱するなど、チームを固めきれない事情もあった。
今季は代表経験のある選手たちが早い段階から集結し、チームづくりを進めてきた。
日本人選手では、大宅真樹と高梨健太に加え、昨年代表に選出されたアウトサイドヒッターの安井恒介、リベロの森愛樹、ミドルブロッカーの渡邉晃瑠や竹元裕太郎らが代表経験を持つ。
外国籍選手も実力者ぞろいだ。昨季もエースとして活躍したイタリア代表のトンマーゾ・リナルディ、ブラジル代表としてVNLに出場した経験を持つオポジットのチゾバ・ネベス、スペイン代表で昨季はセリエAの強豪トレンティーノに所属したアウトサイドヒッターのジョルディ・ラモン、そして210cmの長身ミドルブロッカー、アレックス・サーレマーがそろう。
多くの実力者が早期に集まり、シーズン開幕に向けてチーム力を高めてきた。
キャプテンの大宅とリナルディを中心に、悲願のチャンピオンシップ進出を目指す。
キャプテン兼セッター
日鉄堺BZの注目選手は、大宅真樹だ。
セッターとキャプテンを兼任する大宅の立ち振る舞いは、チーム全体に大きな影響を与えるだろう。
セッターとしての武器は、大きく2つある。
1つ目は、パイプ攻撃を生かすトスワークだ。
SVリーグの過去2シーズンでは、バックアタック決定率のランキングでデアルマスアラインとリナルディが1位を記録している。いずれも大宅のトスを打ってきたアタッカーだ。
パイプ攻撃は、セッターの判断やトスの精度が重要になる攻撃の一つ。異なるアタッカーと組みながら高い決定率につなげてきた点は、大宅の強みといえる。
2つ目は、トスの精度だ。コート外に追い込まれた場面からの2段トスでも、スパイカーが複数の選択肢を持てるようなボールを供給する。
今季の日鉄堺BZは、特定の絶対的エースに頼るのではなく、チーム全体で得点を重ねることが重要になる。そのため、司令塔である大宅の采配がチームの攻撃を左右するといっても過言ではない。
パイプ攻撃とトスの精度を武器に、大宅がどのようなバレーを展開するのか注目だ。




