ヴォレアス北海道
力をつける黒狼達
「研イダ牙剥ク」というスローガンを掲げた昨季、ヴォレアス北海道は天皇杯で準優勝を果たした。
チームとしては、サーブレシーブで全クラブ中トップの成績を記録。安定したレセプションからサイドアウトにつなげ、強豪相手にも対等に渡り合える力を示した。
サーブ効果率も全クラブ中4位と好成績を残し、サントリー、大阪B、WD名古屋に続く位置につけた。
エド・クライン監督が力を入れてきたサーブとレセプションが、着実に結果へとつながったシーズンだった。
個人賞でも、リベロの外崎航平がトップサーブレシーバー、ティモ・タンメマーがベストミドルブロッカーを受賞。メルト・タンメアルもサーブ効果率で2位に入った。
今季もチームの顔ぶれは大きく変わらず、タンメマーとタンメアルが契約を更新。日本人選手も多くが残留した。
一方、大きな変化となったのが、7年間エースを務めた張育陞の北海道YSへの移籍だ。その後を継ぐ新エースとして、日鉄堺BZからウルリック・ダールを迎えた。
着実に力を蓄えてきた黒狼たちが、新エースとともにどこまで飛躍できるのか注目だ。
ヴォレアスを象徴する新キャプテン
ヴォレアスの注目選手は、外崎航平だ。
チームの守備を支える絶対的なリベロで、昨季はサーブレシーブ成功率53.4%を記録し、トップサーブレシーバーを受賞した。
外崎のレセプションを一言で表すなら、「仕事人」だ。
守備範囲内であれば、120kmを超える強烈なサーブも、変化の大きい無回転サーブも、ボールの勢いを吸収して安定した返球につなげる。
昨季は受けるサーブの本数が突出して多かったわけではないが、今季はさらなる進化を目指し、レセプションの範囲を広げることで、味方アタッカーの負担を減らすことも求められるだろう。
さらに、今季から新キャプテンに就任。サーブレシーブを武器とするヴォレアスを象徴する選手が、チームをまとめる役割も担う。
悲願のファイナル進出に向けて、守備の要である新キャプテンの活躍に期待したい。




