東京グレートベアーズ
万能集団が課題克服へ
東京GBは、今季から監督が交代した。
昨季までは、相手に応じて選手を入れ替える柔軟な戦い方を採用。多くの選手がスタメンを担い、幅広い選択肢を生かして戦ってきた。
その一方で、メンバーが固定されにくく、勝ちパターンを確立しづらいという課題もあった。選手が自信を持ってプレーするためにも、チームとしての軸をつくることが求められていた。
今季は「新監督」と「主力選手の継続」という2つの要素が、課題克服の鍵となりそうだ。
新監督のマウリシオ・パエスは、選手が自信を持ってプレーすることを重視する指導者だ。昨季途中に引き継いだパリ・バレーを、短期間でタイトル獲得へ導いた実績もある。
そして、外国籍選手のバルトシュ・クレク、ルチアーノ・ヴィセンティン、ヤン・コザメルニクが契約を更新。日本人の主力選手も多くが残留し、継続性を保って今季を迎えた。
新たな体制のもとで、昨季までに培ったチーム力をさらに磨けるか。全員で戦う東京GBが課題を克服し、飛躍を遂げるシーズンになるかもしれない。
コンディション万全のベテランエース
東京GBの注目選手は、バルトシュ・クレクだ。
クレクは長年、ポーランド代表として国際舞台で活躍してきた。代表活動とクラブでのプレーを続けてきた彼にとって、今季は代表活動のないオフシーズンを過ごした点が大きな変化となった。
母国でゆっくり休息を取れたと語るクレクは、開幕戦の北海道イエロースターズ戦で、GAME1、GAME2ともにチーム最多得点を記録した。
昨季と比べて、プレーの選択肢が増えた印象もある。持ち味の強烈なアタックに加え、ブロックの上から落とすショットやロールショット、ブロックアウトなど、テクニカルな得点も目立った。
十分な休息によってコンディションが整い、跳躍力やコートを見渡す余裕が戻ってきた可能性もある。
長年にわたって世界トップレベルで戦ってきた点取り屋が、今季どのようなパフォーマンスを見せるのか。ベテランの真価に注目だ。




